相続不動産の売却
古家・訳あり不動産
不動産売却・市街化調整区域
入居者の大半が高齢者で退去交渉ができない
埼玉県戸田市のT様からのご相談です
CASE STUDY ご相談内容
ご相談者のT様は、埼玉県戸田市に築50年以上の古いアパートを所有しており、売却したくても売却できばくて困っていました。
相続したアパートは建物全体の老朽化が激しく、大雨のたびに雨漏りの報告が相次ぎ、外壁や配管の劣化がひどく、入居者の安全性への懸念が高まっていました。
また、入居者16名のうち12名が高齢者であり、転居先の入居審査が厳しいため移転を希望しない方も多く、退去交渉の困難さが課題となっていました。
さらに、このような状況のアパートの自己管理の限界を感じており、建物全体の清掃や修繕が滞り、管理費用が不足して必要なメンテナンスが実施できない状況にありました。
T様としては、これらの問題に加えて精神的にも肉体的にも大きな負担を感じており、アパートを売却して負担軽減を希望されていました。
弊社からの提案
弊社は、T様からの相談内容を精査して下記のご提案をしました
●入居者対応の柔軟化と老朽化対策
高齢入居者の転居を円滑に進めるため、地元の賃貸専門の不動産会社や福祉施設と連携して受け入れ先を確保しました。希望者には引越し費用の一部補助を提案しました。
また、大規模な改修工事はコスト的に困難なため、最小限の修繕を実施。具体的には、雨漏り箇所の応急処置、配管の修理、安全性を確保するための補強工事を行いました。
●売却計画の策定
現状のままで購入を希望する投資家をターゲットに売却活動を開始。高齢入居者が多い状況を理解し、継続賃貸を前提とした売却条件を提示しました。
当事務所による解決
T様からのご要望を受け、初回相談と現地調査を通じて建物の劣化状況や入居者の状況を把握し、転居希望や懸念事項を確認しました。
その後、課題解決のための改善プランを策定し、地元の不動産会社や自治体の福祉課の協力を得て高齢入居者の転居支援を実施しました。これには、受け入れ先の確保や引越し費用補助の提案が含まれます。
また、コスト面を考慮しながら雨漏りや配管の修理、安全性確保のための最小限の修繕を行い、売却物件として最低限の修復をしました。。
さらに、現状条件を明確に投資家に説明し、購入意欲の高い複数の候補者を確保しました。
最終的には条件に合致した投資家と売却契約を締結し、T様の負担を大幅に軽減することに成功しました。
本事例は、築古物件で複雑な条件を抱える場合でも、適切な管理と柔軟な対応により、所有者と入居者双方に安心を提供できる可能性を示しています。
お知らせ
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