代表者保証1億円。自宅競売を任意売却で回避した経営者の再建ストーリー 代表者保証1億円。自宅競売を任意売却で回避した経営者の再建ストーリー

任意売却

事業再生・事業承継コンサルタント

会社が破綻状態。何をすれば良いか分からないからのスタート

ご相談者S様 70代男性

CASE STUDY

Aさん(70代・経営者)は、地方で製造業を営む会社の代表でした。会社の借入れ1億円には全額、代表者保証がついていました。

40年前から経営していた会社は、時代の変化に対応できずに受注が激減し資金繰りが悪化。

会社は事業停止状態で事実上は破綻に追い込まれ、債権者2社から代表者個人の自宅を差押えられ競売が開始されそうな状況になりました。

自宅は築40年以上で敷地面積は250坪以上ありましたが、高低差があり間口が狭い状況でしたので市場価格で約5,000万円前後といったところでした。

当初、大手不動産会社に売却依頼しましたが3000万円前後の購入申込しか入らず売却は難航しました。

S様は、引越費用の準備もできずに家族の生活が非常に不安定でした。

「競売だけは避けたい」「自宅をできるだけ高く売って引越費用も確保したい」との思いで、弊社にご相談に来られました。

CASE STUDY

当社からのご提案

(1) 債権者2社と任意売却の交渉を実施
競売は売却価格が市場価格よりも低くなる傾向にあり、債権者も回収額減少を懸念。
そこで債権者に「任意売却で市場価格近くで売却し、回収可能額を最大化しましょう」と説明し合意を得ました。

(2) 売却戦略の見直しと潜在買主への直接アプローチ
大手不動産会社の販売は広告掲載が中心で効果が出ていませんでした。
そこで、地元の開発業者や建築業者に売却情報を直接提供して、買主の幅を広げる販売戦略を採用。

(3) 引越し費用の確保交渉
任意売却成立後の手取りから引越費用を確保できるよう債権者に交渉。
債権者も任意売却成立に積極的だったため、引越し費用確保を認めてもらいました。

(4) 売却後の残債務返済計画の策定
売却価格は5,000万円ですので、借入残高約1億円のうち約5,000万円は返済できず残る可能性あり。
そこで残債務は無理のない分割返済計画を作成し、不動産を売却後に会社の法的整理を弁護士と相談しながら進めるよう提案。

【解決結果と再出発】

最終的に、S様のご自宅は5,500万円で任意売却が成立しました。
債権者2社との交渉により、差押は解除され競売も取下げとなりました。

また、ステークホルダーとの事前の合意により多額の引越費用や生活再建の費用を確保することができ、ご家族は無事に新しい住まいへと移ることができました。

売却後に残った債務についても、分割返済の計画を立てて対応することで、会社の法的整理を弁護士とじっくりと相談しながら進めることになり再出発を果たすことができました。

S様は、家族との時間を大切にしながら、次のキャリアへの準備を進めています。

この一歩は、「誰に相談するか」で実現できた現実的な選択でした。

結果とポイント

代表者保証による多額の債務で自宅が差押えられても、任意売却によって競売を回避し、高値での売却や引越し費用の確保、さらには残債の返済計画まで含めた総合的な解決が可能です。

任意売却は、単なる不動産の売却手続きではありません。

債権者との粘り強い交渉を通じて、経営者の生活再建に向けた現実的な道筋を描く手段です。

実際に、競売寸前だったケースでも、適切なサポートにより高値売却と引越費用の確保を実現した事例があります。

同じような悩みを抱えている経営者の方は、早めの相談が何よりも重要です。

状況が深刻になる前に、まずはお気軽にご相談ください。

無料相談はこちら

代表者保証による多額の借金、自宅の差押えや競売、引越し費用の不安など、
「もうどうしたらいいのかわからない…」とお悩みではありませんか?

私たちは、
「任意売却って何から始めればいいの?」
「債権者との交渉なんて、自分にできるの?」
「家族の生活だけは守りたい…」
そんな想いに真摯に寄り添いながら、これまで多くの方の再スタートをお手伝いしてきました。

お一人で抱え込まず、まずは一度ご相談ください。
ご相談は無料、秘密厳守で対応いたします。
状況を整理しながら、あなたにとって最善の方法を一緒に考えましょう。

▶「代表者保証」「自宅差押え」「任意売却」「引越し費用の確保」など
どんなお悩みでも、経験豊富な専門家が親身にサポートいたします。

解決事例一覧に戻る

CONTACT
お問い合わせ

当社へのご相談・ご依頼は、お気軽に以下のフォームからお問い合わせください。