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任意売却の物件はゴミ屋敷?の質問に答えます

今回は【任意売却の物件はゴミ屋敷?の質問に答えます】のお話です。

任意売却で物件をお預かりしていると、他業者の方やお問い合わせ頂いた方から

「任意売却?それじゃ、室内は散らかっているんでしょ」

「任意売却じゃゴミ屋敷じゃないの?」

と聞かれる事が多くあります。

確かに、整理整頓されていない場合はありますが

私にご相談頂く場合の多くは物凄く整理整頓されているケースも珍しくありません。

又、競売は回避したいという気持ちからご相談頂き散らかった室内では売却できないと思い一念発起して片付けをして任意売却で成約した方の多くいます。

8年程前に、ご相談頂いた物件は特に印象深いので少しお話をさせて頂きます。

埼玉県内にお住いのA様は産業廃棄物の会社に勤めていました。

仕事柄、様々な物が持ち運ばれてきて処分をしなければならなかったのですが

「もったいない」「まだ使えるかも?」という気持ちから自宅にあらゆる物を持ち運ぶようになりました。

数年経過すると自宅はゴミ屋敷状態になってしまいました。

そして、タイミングが悪く会社が倒産して無職になって生活が困窮を極めるようになりました。

そのようになると住宅ローンの返済が困難になり夫婦仲も悪くなり離婚をすることになってしまいました。

そんな時、A様は人生を振り返って自分自身を変えたいと思ったそうです。

仕事が無くなって収入が減った事は仕方ないと受け入れて、今まで経験したことない業種にチャレンジしたそうです。

又、ゴミ屋敷状態になっていた自宅を掃除しようと数か月かけてピカピカにしました。

私がご相談頂きご自宅に伺った時はテレビ・ベット・冷蔵庫・洗濯機以外はモノが一切ありませんでした。

玄関のタイルがピカピカ、フローリングもピカピカ状態で新築?と思ってしまうような状況でした。

A様曰く、「このような心境になるまで数年掛かったけど、新しい人生をスタートするにあたって身も心も一新する必要があったんだよ」

結果として、任意売却で成約する事ができてA様は縁もゆかりもない地域で新しい仕事・生活をするために引っ越しをされました。

この案件は印象深く忘れることができず任意売却のご相談を頂く時にケースによってはご相談者にお話をさせて頂いております。

任意売却=ゴミ屋敷という事は決してありません。しかし、室内が散乱状態であるときは多くあります。

そのような状況になったから任意売却になったのか、それとも任意売却せざるを得ないから室内が散乱状態になったのかは15年以上のキャリアであっても答えは得られていません。

1つ言える事は、例えローン返済が不可能になっても人生は終わりではなく新しい生活が始まることは絶対です。

そのために、不動産を放置せず自暴自棄にならずに自身で処分する方が前向きな人生が送れる、これは確かです。

任意売却=ゴミ屋敷なんてことはなく、任意売却で自宅を売却しようという気持ちになる方の中には整理整頓された家で生活して仕事もしていて収入が減少して住宅ローンが払えなくなった事を受け入れて、新しい生活に対する準備をしている方はいらっしゃいます。

任意売却を後ろ向きに捉えるか前向きに捉えるかは人によって違うと思いますが、私は任意売却のご相談や売却活動を受けるときには前向きな気持ちで挑みます。

住宅ローンやゼロゼロ融資等の事業性融資の返済が困難になった時は、1人で悩まずご相談下さい。

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