相続したゴミ屋敷を売却する時に知っておきたい基礎知識。

人間関係や金銭問題のトラブルを抱えている人が気力を失いゴミを捨てる事ができなくなり次第にゴミ屋敷状態になってしまい事が多くあります。

そんな事ってあるの？と思われる方もいるでしょう。

金銭的なトラブルを抱えている方や相続人同士で揉めている方で気力も体力も諸問題に奪われてしまい正常な日常が送れなくなって自宅がゴミだらけになってしまう事も珍しくありません

物がもったいない気持ちが大きくなり、物をため込んでいる状況から次第に家中がゴミだらけなってしまうケースがあります。

ゴミと貴重な物との区別がつかない心理状態になり物が捨てられなくなりゴミ屋敷になってしまいます。

仕事や人間関係のストレスやプレッシャーから外出を避けるようになりゴミを捨てる事が困難になっている場合もあります。

精神的に疲れてしまい体力も奪われてゴミを捨てる事すら苦痛になってしまっている場合もあります。

周囲に知り合いがいない事から孤独を感じて気を失って室内を片付ける事ができなくるケースがあります。又、同居している家族が

亡くなったことによる喪失感・孤独感が増してゴミだらけの状況でも気にならない心理状態になるようです。

・鬱病/精神的・身体的ストレスが重なり気持ちが塞ぎ込んでしまうのが鬱病の症状です。鬱病になると生活面・仕事面等において気力が湧かなくなり部屋の片づけができなくなり結果的にゴミ屋敷状態になってしまいます。

・強迫性貯蔵症/一般的に使いようのない物を「いつか使うかもしれない」との思いから部屋が物だらけになるほどため込んでしまう障害です。弊社のご相談者でも多くいらっしゃるのですが、ゴミのような物を資源と言って捨てる事に苦痛を感じたり罪悪感を感じる方もいます。

・ADHD/ADHDは注意力の欠如や多動性・衝動性を特徴とする発達障害です。ADHDの人の場合、片づけや決まった時にゴミを捨てる事ができない事もあるようです。

1人暮らしの方が高齢化してゴミを捨てる事が気力・体力の低下によりできなくなる場合もあります。

又、高齢者の場合は認知症が原因でゴミを捨てる事ができなくなるケースもあります。

認知症により物忘れがひどくなり同じものを買い続けたり、ゴミを捨てる日を忘れてしまって捨てる事が不可能な場合もあります。

一般的に、ゴミ屋敷にしてしまう人は不真面目で無神経な人を思われがちですが、真逆の場合が殆どです。例えば、人間関係のトラブルを真面目に捉えすぎて精神的なバランスが崩れて気力・体力を失ってしまうケースがあります。

仕事でも生活でも真面目に取り組む事によって、次第にストレスを抱え込み発散する事ができなくなってしまい、清潔にすることや片づける事に興味がなくなりゴミ屋敷になってしまう方がいます。

「もったいない」という気持ちが強くなり「いつか使うだろう」「捨てるのに躊躇いを感じる」という方も少なくありません。「もったいない」が時間を追うごとに「執着」に変わってしまうとゴミが資源になりゴミ屋敷になってしまう結果となります。

長期間、ゴミを放置しておくとコンセントとゴミから発火したり火元の不始末で火災が起こりやすい状況になっています。

実際、ニュースでゴミ屋敷から火災が報道された事もあります。

ゴミを室内外に溜め込んだら悪臭が漂いますね。この臭いが原因で近隣の方の生活にも支障をきたす事もあります。日常的に悪臭が漂っていたら洗濯物を干す事もできなくなったり気分を害したりと近隣トラブルの原因にもなります。

ゴミ屋敷の大量のゴミには害虫が寄り付きます。それらの害虫は病原菌を運んでくるので住民の健康被害をもたらす場合があります。その事は近隣の住民にとっても同様で悪臭と同じく近隣とのトラブルの原因にもなります。

ゴミ屋敷に限った事ではなく空き家を放置しておくことは不審者が住み着いてしまうリスクがあります。

空き家・ゴミ屋敷が不審者が住み着くことで犯罪の温床となるリスクを忘れてはいけません。