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超高齢化社会の不動産売却について。ワイズエステート販売の不動産スタッフブログ

こんにちは

2月になって就活中の長男が帰省しています。

ついこの前、小学校に入学したと思ったら就職です。

長男が成長している間に、私は成長できているのでしょうか、と疑問を抱きながら仕事をします。

表題についてお話をします。

日本が超高齢化社会と言われてから、かなりの年月が経っています。

高齢化社会を感じるのは、近所のスーパーに買い物に行った時とご相談頂く方に年齢をお聞きした時です。

近年、ご相談者様の年齢層は50代後半から80代前半の方が9割くらいです。

ご相談者様(売主様)が高齢の場合で1つ問題になるのが意思能力・行為能力です。

通常、制限行為能力者が売主として売買契約を締結した場合は無効となります。

尚、制限行為能力者が委任者である委任状については取り消しとなり代理人が行った行為についても取り消しになり消滅します。

これは仕方がないですね事理弁識能力がない本人が委任状に署名捺印して代理行為を託すことは不自然ですからね。

ですので、成年後見制度を利用して成年後見人が不動産売却の手続きをしなければなりません。

私が制限行為能力の方の不動産の売却に初めて携わったのは約17年位前です。

ご相談者が経営していた会社が倒産して個人名義の自宅・工場を任意売却する事をなった時です。

共有名義の奥様が認知症の状態となり競売までのスケジュールや成年後見制度の手続きに掛かる費用等の問題で

不動産会社に相談しても着手する事ができずに困っている時に、私が訪問してご相談を受ける事になりました。

「訪問営業?」と思われる方もいらっしゃると思います。

不動産会社によっては「訪問営業」=「悪徳会社」なんてホームページで謳っているようですが、

私は「訪問営業」は、今でも続けています。

えッ?御社は悪徳会社?なんて思われると、多少落ち込みますけど胸を張って

「悪徳会社ではありません」と言えます。

宅建業の免許も取得・更新していますし、業務停止等の行政処分の経歴もありません。

「そんなの当り前だろう!!」と思われますが、意外と業務停止になっている不動産会社は珍しくないですよ(苦笑)。

話が超脱線しましたので元に戻して、

上記のご相談者様とお会いした時には不動産会社に対しての不信感は物凄いものがありました。

当初、「お前も不動産屋だから駄目だろう!!」的な雰囲気がプンプンでした。

私自身も奥様の状況を伺った時は「駄目かな?」と思いましたが、やってみなければ分からないので

その案件だけに3ケ月集中しようと思い売却計画を提案してご了承して頂き媒介契約を締結しました。

その3ヶ月の流れはこんな感じです。

◆債権者(大手金融機関の債権回収会社)・信用保証協会・市役所と任意売却についての協議・交渉

これは任意売却に携わっていれば特別な事ではありません。

しかし、この案件については成年後見制度を利用しての任意売却を理解して頂く事が重要でした。

幸いにして各債権者の担当者の方からご理解頂きました。

特に信用保証協会の担当の方は親身になって頂いた事は今でも忘れられないです。担当者のお名前は今でも忘れられません。

◆裁判所での成年後見制度の手続きの書類作成の補助

当時は、今ほどネットが普及していなかったので裁判所の後見センターに出向いて説明を受けて成年後見制度の手引き・書類を頂いてきました。

そして、真夏で35度以上ある工場兼事務所で汗だくになってご相談者と書類を作成しました。初めての事だったので、その場で後見センターに電話をして確認しながらの書類作成した事は忘れられません。

書類が完成して裁判所に提出も同行して、状況を説明して「とにかく急いで手続きしてください」とだけ必死に伝えた記憶があります。

◆ご相談者の引越し先の確保(結果的に埼玉県から栃木県に引っ越しました)

引越し先については早く見付かったのですが、奥様の介護の件で役所の福祉課とのやり取りは正直難儀でした。

まだ、若かった事もあり介護についてはチンプンカンプン状態でしたので・・・。

◆その他

売却対象となる不動産についても多少問題があり市役所の確認・協議が必要でしたが、不動産会社としての本当の仕事でしてので無事クリアして無事に引渡しをする事ができました。

毎回、話が脱線してすみません。

話を元に戻します。

超高齢化社会の日本

インターネットの普及

情報取得方法の偏り

不動産の売却は、高齢になるにつれて相続・資産整理等で増える可能性があります。

しかし、インターネットでの広告・情報がメインになっている事で相談先の不動産会社を探す事が大変難しくなっている高齢者の方がいます。

新聞折込・情報誌等の紙媒体での広告が減少してインターネットを使いこなせない高齢者の方には大変不便な世の中になっています。

又、全てとは言えませんが不動産業者の多くは売上・ノルマに追われて成年後見制度の手続き必要で時間・手間が掛かる案件について嫌煙する傾向を感じる事があります。

将来的に高齢化社会は、更に進んでいく事が予想されますので、少しでもご相談者がストレスなく不動産売却の相談ができる環境ができると良いですね。

あッ?この内容をブログに書いてもインターネットを使わない高齢者の方に伝わらない?

なんて、思っていませんから、不動産売却の相談承りますのでお気軽にお問合せ下さい。

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