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【不動産売却】リースバック後に家賃が払えない?なに、それ?

こんにちは

暖かい季節になりましたね。というよりは暑いですね。

こんな日は青空の下でバーベキューをしながらビールを飲むなんて事が良いのでしょうね。

後片付けが大変そうなのでバーベキューは、ちょっとな~。なんて思いながら、本日も仕事です。

表題について

「リースバック後に家賃が払えない」という内容が増えています。

不動産売却後にも使用・居住ができるのがセール&リースバックです。

近年、任意売却の集客ツールとして「住宅ローン払えない=住み続ける」が主流になっています。

私は以前からリースバックについては懐疑的で他のブログでも書いてきましたが「やっぱり」というべき内容の相談が増え始めました。

私へのご相談が氷山の一角であって欲しいというのが本音ですね。

ご相談者からは口頭ですが契約内容を伺うと愕然とすることが殆どで、不適切かもしれませんが

「業者にいいようにやられた(騙された)」

という以外ありません。

ご相談者のなかには、普通に売却すれば数千万円が手元に残るのに「住み続けたい」という気持ちを優先したために

市場価格の半値以下(3分の1位かな?)で不動産業者に買い取ってもらって、20万以上の家賃を払う賃貸借契約したにもかかわらず

その家賃が払えないで退去を求められていて困っているそうです。

正直、このようなご相談を頂いても、私には何もできません。手も足も出ません。

相手は不動産業者ですから契約内容通りに物事を進めているので、残念ながら決められた家賃が払えないなら退去しかありません。

住み続ける事に「こだわる」事は良いことだと思いますが、「こだわる」を超えて「執念」のようになってしまうと物事の本質が見えなくなって間違った方向に進んでしまう場合もあります。

以前、自宅が競売になってしまって「リースバックで住み続けたい」というご相談を頂いた方がいました。

その方の願いを叶えようと思い、「支払える家賃」「収入状況」等を確認をしょうとしたら、はぐらかすような態度で確認できませんでした。

その状況が数週間続いた時、やっと「支払える家賃」「収入状況」をお伝え頂けたのですが、残念ながらリースバックが成立できる状況ではありませんでした。

私がリースバックの内容をお伝えして、その状況では難しい事をお伝えしたら

それまでは温和な方が豹変して罵声に近い口調で「客の言う事だから、とにかくやれよ」と言われました。

しかし、契約後・引渡し後のトラブルを未然に防ぐのが不動産業者の役目ですから成立する可能性は極めて低いとお伝えしました。

その方の目つきや態度から良好な信頼関係を続ける事は難しいと判断して、その日でお付き合いを終わりにさせて頂きました。

最終的に、その方の不動産は競売で落札された事を確認しましたが

恐らく任意売却よりも悪い条件で処分され住み続ける願いは叶わなかった事でしょう。

このように「住み続けたい」という「こだわり」が「執念」に変わってしまい競売という結果に終わってしまった残念なケースです。

不動産を所有する事は、想像以上に経済的にも精神的にも負担が掛かり大変になる事があります。

しかし、不動産を所有する事にステータスを感じ手放す事や退去する事に拒否反応を起こす方もいますが、

「不動産を手放さなければならない」と思った時は冷静になって考えてみて下さい。

賃貸で暮らしていた時が不幸だったか

不動産を所有していない時が不便だったか

そんな事はないですよね。

私のお客様で住宅ローン返済・税金滞納で苦しんで仕方なく任意売却をした方が、売却後に精神的負担から解き放たれて仕事・家族関係等が上手くいっている方もいます。

売却後、数年ぶりにお会いした時に、そのようなお話を聞くと嬉しく思います。

一番悪いのは善人装って、実は・・・。みたいな不動産会社が多くある事なんですけどね。

本日は、おしまいです。

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