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複雑な不動産案件を扱う理由──困っている人の最後のよりどころでありたい

複雑な不動産案件を扱う理由──困っている人の最後のよりどころでありたい

こんにちは

今回は、私の仕事に対する個人的な思いを書いてみますね。

不動産を売却したいと思ったとき、「高く売れればそれでいい」と考えるのは当然のことです。

しかし、売却できない理由が複雑に絡んだ不動産も世の中にはたくさん存在します。

市街化調整区域、ゴミ屋敷、借地、再建築不可、共有名義、未登記、差押え、任意売却──こうした不動産は、一般的な不動産会社や法律事務所でさえ対応を断るケースも少なくありません。

今回は、そういった「どこにも頼れない不動産」にこそ真正面から向き合う、私の考え方と取り組みをご紹介します。

私が日々向き合っているのは、

市街化調整区域にある不動産

住宅ローンや事業性融資の返済が行き詰まり不良債権化した不動産

ゴミ屋敷と化した空き家

底地・借地のように権利関係が絡む土地

再建築不可物件

相続によって共有状態になっている不動産

名義人が不明なまま放置された土地

権利調整が必要な不動産

一般的な不動産会社が敬遠したり取り扱いでできないような“複雑な事情を抱えた不動産”です。

このサイト名として「訳あり不動産」という言葉を使っていますが、「訳あり」と聞くと事故物件や心理的瑕疵(告知事項あり)を想像される方も多いかもしれませんが、私が扱っている物件のほとんどは、そういった類ではありません。

実際には、法律や制度、相続や地域的制限といった、所有者の力ではすぐに解決できない事情によって市場に出しにくくなっている物件ばかりです。

このような不動産は、一般の不動産会社に相談しても「取り扱いできません」と断られたり、法律事務所に相談しても「それは専門外です」と相手にされなかったりすることが珍しくありません。

「どこにも相談できない」「どうしていいかわからない」と悩みを抱え、長年問題を放置してきた方も多くいらっしゃいます。

私は、そうした行き場のない不動産と、そこに込められた想いや悩みを引き受けることを使命としています。

ただし、私たちの解決方法は「安く買い叩いて終わり」ではありません。

それでは根本的な解決にならないことを、私は数多くの現場で実感してきました。

私が取り扱う不動産の殆どが、共有者との協議、相続登記の整備、借地権の調整、再建築の可否の確認、行政との折衝、親族トラブルの解消、債権者との条件調整等の複雑な不動産には複雑な手続きが必要です。

そこで私は、弁護士・司法書士・土地家屋調査士・建築士・測量士・解体業者など、多様な専門家とのネットワークを駆使して、それぞれの課題に向き合いながら、最適な解決へ導くサポートを行っています。

「とにかく高く売りたい」「手間をかけずに高値で売却したい」という方は、大手不動産会社にご相談されるのが良いかもしれません。
しかし、もしもその大手不動産会社に断られたなら、法律事務所にも門前払いされたなら──そんなときこそ、私の出番です。

全く問題の無い不動産を売買するのは難しくありませんが、様々な問題を抱えた不動産は人の暮らしや家族の歴史、思い出、時には重荷や苦悩までも背負っている存在です。

だからこそ、私は「その背景ごと受け止める姿勢」で一つひとつの案件に向き合います。

「どうにもできない」と思ったそのときが、本当の解決へのスタートラインです。“ただ安く買い取るだけ”でも、“高く売るだけ”でもない──問題を根本から整理し、次の一歩を踏み出すための“実務の伴走者”として、私はご相談を承ります。

1人で考えていても解決できず悩んでいるような事柄でも、第3者に相談してみると解決の糸口が見つかるなんてことも珍しくありませんので、気兼ねなくご相談下さい。

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